|
出羽桜といえば “生酒”
が当り前のようで、出荷量の80%を生酒が占めるのだという。“火入れして、熟成させてこそ日本酒の楽しさがある”
ということも言われるが、イメージとして出羽桜はやっぱり
“生” である。
生酒が多いということはそれだけ管理が大変だ。酒のフレッシュさを保つために貯蔵タンクは常に温度コントロールされ、貯蔵庫に至っては大きな家がそのまま冷蔵庫になってしまったかのようだ。一度中に入れてもらったことがあるが、酒好きにはまるで
“おもちゃ箱”。年代モノとか見たことないモノがゴロゴロ。熟成を見るためにストックしてあるのだとか。この貯蔵庫の管理温度が−5℃。さすがに何分と入っていられず出てきてしまったが、凄まじいまでの管理体制だ。
出羽燦々は山形県の蔵で統一された規格酒。全て山形産の原料・製品を使って醸されている。当然なのだが、例年でいくと春先はまだ酸味が強く荒い感じがしてちょっと飲みにくいのだが、今年は初めから酒がやわらかかった印象がある。純米系なので米の味と酸味にややアクセントが出ているが、吟醸系より飲みやすさがあった。全体にまろやかくスッキリという感じのうま口タイプ。 |