誠鏡 「幻」 赤箱 純米大吟醸酒
昭和20年代まで皇室新年の御用酒という制度がありました。
それは全国品評会で第1位から第3位に入賞した酒屋が、一升瓶2本を絹でつつみ、桐の箱に入れて皇室に献上できるというものです。
そのお酒は、正月の神事に御神酒として使われるのですが、酒屋にとってこれほど栄誉なことはなく、経費と労力を全くかえり見ずにこの品評会に出品するお酒を造ることになります。
粟粒くらいまで高精白した米と、リンゴから採った高い芳香性を持つ酵母、そして、その酵母をを純粋に育てるための高温糖化酒母法など、独自に開発した技を駆使して醸しました。
そして、幾度も試行錯誤を繰り返した末、昭和23年から25年までの3年間、皇室新年御用酒の栄を賜ることができました。
この「幻」は、その時の造り方を忠実に再現して、一つ一つ手作業で醸した当蔵究極の逸品です。
蔵伝承のリンゴ酵母を使い、ほとんどを手作業で醸した香り高いお酒。
昭和49年の発売以来30年以上蔵ナンバーワンの定評を持つ。
粟粒くらいまで高精白した米と、リンゴから採った高い芳香性を持つ酵母を駆使してお酒を醸しました。
この「幻」は、リンゴ酵母による芳醇で華やかな香り、山田錦の濃醇な味を持ちながら口の中からサッと消える味切れの良さがあります。
飲み頃の温度は5〜15℃くらいが最適です。
一本芯の通ったしっかりとした酒質は、例えば冷暗所で保存すれば5年経っても衰えを感じさせず、芳醇な香味と熟成による「まろやかなコク」がお楽しみいただけます。
●原料米 山田錦
●精米歩合 45%
●日本酒度 ±0
●酸度
●アルコール度 16−16.9%
●産地 広島県
●内容量 720ml